<午前>
文系:ピラミッド探究/河江肖剰先生 ComoNeサンドシアターにて
理系:創薬研究/安井 猛先生 創薬科学研究館(205号室)にて
文系希望者は、ピラミッド研究の第一人者である河江肖剰先生の講義を受けました。デジタルデータベース化されたピラミッドの3D画像をみせていただくことができました。
また、最近テレビでも話題になっているピラミッド内に未知の空間が発見されたという最新のピラミッド研究の話を聴くことができました。
さらには、普段の講演では、話されることのない先生のプロフィール(経歴)を聴かせていただけました。高校を卒業し、単身エジプトに降り立ち16年間観光ガイドや発掘調査など様々な体験を積みながら今では日本でピラミッド博士になった話に生徒全員が吸い込まれていきました。好奇心や探究心から学びを紡いできた人生にもの凄いエネルギーを感じました。これからの私たちの人生の選択に大きな影響を与えてくれる講義となりました。
理系希望者は、創薬の第一線で研究されている安井 猛先生の講義を受けました。薬が体内でどのようにはたらくのかの仕組みを解りやすく説明していただきました。
また、進路に関する話も聴くことができて現実の厳しさも感じることができました。人生には様々な出会いやタイミングがあり、そのチャンスをどう掴めるかが自分の人生を切り拓いていくために大切なんだなと感じさせられました。
<午後>
全員:トランスフォーマティブ生命分子研究所(略称:ITbM)/佐藤綾人先生(理学博士)、高橋一誠先生(デザイン工学博士)
佐藤綾人先生からは、「分子とは?」から始まり最先端の分子研究の話を聴くことができました。感染症に対する抗生物質の効果の話、さらには、耐性菌の問題を知ることができました。そして、効かなくなってしまった抗生物質を蘇らせる分子の研究の話を聴きました。科学の力を感じずにはいられませんでした。
高橋一誠先生からは、デザインの分野からの科学へのアプローチについてお話しをいただきました。先生の作品は美しく表現されていて、分子は芸術なのだと気づかされました。文理を問わずスタッフの皆さんが様々な角度から関わってこそ研究の成果に繋がるのだと解りました。
最後に研究室(ラボ)を視察することができました。あらゆる分野の研究者達が壁のない研究室で自由に(英語で)ディスカッションしている光景を目の当たりにしました。新しい分子がこのような研究室で作られるのだとリアルに感じられる体験でした。
たった一日ですが、自分たちの将来を考えるきっかけとなるもの凄い内容の濃い一日となりました。















