和歌山国体はとっても良いですね。どの会場へ行ってもとても景色が良く、ことのほか今日は快晴に恵まれて南紀白浜の白砂、さざ波そしてコバルトブルーの海は自慢げに迫りそして私を誘惑してきます。つらいです、たまりません。
私はその誘いを振り切るかのように、先週も今日も競技応援に専念していますよ。
そう今日は和歌山県南紀白浜にある白浜町立総合体育館で行われている空手道競技の会場に来ています。空手道競技に出場しているのは３年の阿部 遥さん（武豊町立武豊中学校出身）で、少年女子形に出場し今日、決勝まで行われる予定です。
経過をお知らせしようとブログを立ち上げました。チョっと感動的なシーンがあったからです。
１回戦３－２で勝利。２回戦も３－２で勝利。順調に勝ち上がり今のところベスト８が確定しました。
彼女は１年の時から「全国」と名の付く公式大会の常連選手です。星城高校に在籍しても彼女のように１年の時から個人的に全国大会に出場できる選手はなかなかいません。聞くと中学校の頃から全国の大会に出場し、しかも上位に食い込んでいたのだそうです。
しかし、高校の大会では全国のステージにはあがるものの、勝つことができない、上位進出できない状態になっていました。ずっと悩んでいたそうです、以前が良かったからちょっと自信を失いかけていて、でも今回の国体は高校最後の全国大会です。今までの集大成の意気込みでこの大会のために練習を積んだのでしょう。
第２回戦の試合後、会場で両親と逢うことができ、彼女はベスト８の結果に安心したのか、親子ともども嬉し涙のシーンに出会えました。ここ和歌山まで来てよかったなと思いました。ついさっきまで「海が呼んでいる」とか「川も呼んでいる」なんてことばかりを思っている私の俗な心を洗い清めてくれる美しい涙でした。
そんな涙で彼女も吹っ切れたのか、なんと準々決勝も４－１で勝ち上がりベスト4！準決勝では残念ながらインターハイに続き今大会も優勝した山梨県の安海さんと対戦し敗退。しかし３位決定戦で５－０と勝利しました。本当におめでとうございます。これで自信を取り戻したのではないでしょうか。
あすは成年男子形の部で、年代海里先輩（同志社大学）が登場します。後輩たちは絶対に優勝すると信じています。裏切らないように頑張ってくれるでしょう。みたいなことを会場で彼の耳元で念じておきましたよ。
さて私は明日、橋本市で行われている女子ソフトボールの会場に向かいます。
