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第4回SGHアソシエイト活動(2年生)

 6月3日の土曜日、南山大学の榎本先生をお招きして、「共生」をテーマに掲げた「アジア学」ということで「武道・スポーツの倫理」という観点でお話をいただきました。
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 キーワードは「他者感覚」
 
 それを知る実験として、他者が自分に近づいてきた時に、自分の気分に変化があらわれた時の他者との距離を測ってみました。個人差はあるものの、その距離には密接距離、固体距離、社会距離、公衆距離、というものがあるのがわかりました。また、その距離感は、剣道の礼法においても大切にされ、「仁」の心(相手はどう思うか)が存在していたのだということにも気付けました。
 
 この「武士道」精神は、イギリスの「クリケット」にも共通項が見られ、「クリケット」では「独りよがりにならず、相手を思いやること」や「自分の欲望を抑え、相手の状況や都合を考慮して『待つ』ことを学ばねばならない。『待つ』ことのできない者のふるまいは『フェアプレイ』には程遠い」とされています。
 
 これからの生活の中で、「他者感覚」を磨いていきたいですね。