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【国際交流】渡辺 玄くん ブラジル留学レポート

こんにちは、渡辺 玄です。

 ブラジルに来て、半年が経ちました。ポルトガル語は、日常会話なら普通にできるようになりました。僕のいるピラシカバでは、最近は晴れたり強い雨が降ったりを繰り返しています。異常気象なのでしょうか? 数日前、その雨によってピラシカバ川は水が溢れました。今はもう水は引いていますが、怖かったです。

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 12月24日の夜から25日の朝まで、ホストファミリーと親族の方と共に、クリスマスパーティを行いました。

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 こちらのクリスマスは日本とは大分違い、Presunto Cru(プレズント・クル)という生ハムをスライスして食べたり、25日の午前0時を迎えたら、家族や親族の方々と抱き合ったりする習慣があります。

 映画などでは見たことがありますが本当にこういう光景があるのかと、とても驚きました。
 また、僕個人の家庭の事情もありますが、生まれて初めてクリスマスの日にパーティを行いました。日本では家族や友人はともかく、親族と共にクリスマスパーティを行うというのはあまり聞いたことがありません。
 偏見かもしれませんがクリスマスの意味がキリストの誕生日ではなく、サンタさんからプレゼントをもらう日、もしくは恋人とデートをする日という意味や習慣があるように思うので、海外のクリスマスと習慣や意味が違うことを知ることができ、面白かったです。

 12月31日から1月3日まで、ピラシカバから北北西に31キロ離れたÁguas de São Pedro(アグアス・デ・サン・ペドロ)という都市にあるホストグランドファミリーの家で、新年のパーティを行いました。
 年越しも含め、お正月も日本とは大分違って面白かったです。
 部屋の中央にぶら下げられているくす玉をみんなで歓声を上げながら回して割ります。中からはお菓子がこぼれ落ちてくるのですが、それがおみくじになっています。僕のおみくじには、「2016年は様々なことが良い年になるでしょう!」と書いてありました。全てが手づくりの楽しいひとときでした。

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 ブラジルでは、新年を迎えた瞬間に、マンションや団地を除く全ての家庭で花火が打ち上げられます。新年の恒例行事なのだそうです。
 とても綺麗なのですが、花火が上がった後、辺り一面煙で真っ白になって驚きました。ホストファミリーから聞きましたが、ブラジルでは新年に豚肉を食べる習慣があるそうです。

 「日本では新年に何を食べるの?」と聞かれたので、年越しそばやお節料理を食べる習慣を説明したら、とても驚いていました。
 「日本はお正月に何をするの?」とも聞かれたので、初詣を伝え、逆に、「ブラジルでは新年には教会には行かないの?」と質問したところ、「そのような習慣はブラジルにはないから、とても面白い」と、初詣にとても興味を持っていました。

 1月13日、豪雨の影響で、道路が浸水して川のようになりました。
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 この写真は、ホストグランドファミリーの家から撮ったものです。何台か車が走っていたのですが、タイヤの半分くらいまで水に浸かっていて、見ていてとても怖かったです。ピラシカバ川も水が溢れて、近隣の道路に交通規制がかけられたそうです。

 ブラジルに来てから今まで浸水は経験したことはありますが、このような規模は初めてだったので、本当に怖かったです。今は全て水が引いて、ピラシカバ川近隣の道路も普通に通ることができます。

 1月14日、ホストブラザーがデンマークに1年間留学するので、ホストグランドファミリーの家で壮行会が行われました。

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 ホストブラザーには、今までホストファミリーや親族の方のポルトガル語が分からない時に英語に訳して話してくれてとても助けられたので、いなくなってしまうのは少しさみしいです。デンマークでも頑張ってほしいです。ホストファザーから聞いた話では、デンマークは今雪が降っているらしく、ホストブラザーはとても寒いと言っているそうです。

 最後になりましたが、やっと折り返し地点につきました。長いようでとても短く、その間に多くの経験をしてきました。残り半年、後悔しないように様々な経験をもっとしていきたいです!

 これで、僕の1月分のレポートは終了です。また2月分のレポートを送信しますので、これからもどうぞよろしくお願いします。