1/5(日)より東京体育館で第77回全日本バレーボール高等学校選手権大会(春の高校バレー)が行われました。

初戦の富山県代表高岡第一戦では、大切な場面で集中力を欠くプレーが目立ち、最終第3セットは一時8点のリードを許します。昨年度のチームは3年生主体、今年度は初の全国大会であったため、ほとんどの選手が高校初めての全国大会でした。全国大会の緊張感や隣の試合の大歓声などでなかなか自分たちのリズムが作れず苦しみますが、拾って拾ってエースに繋ぐ星城高校らしい形で8点差を逆転し、勝利を掴みました。
2回戦の大阪府代表昇陽戦では落ち着きを取り戻してストレート勝利を収め、勝負の3回戦。相手は、インターハイ準優勝の東福岡です。星城高校はサーブを強化してきましたが、そのほとんどをセッターに返す相手の高いレシーブ力になかなか打開策を見出せません。それでも2セット目、劣勢から泥臭く拾って繋ぐバレーボールを展開し1セットを取り返します。しかし、最終セットは力及ばず、1-2のフルセット負けでベスト16に終わりました。
これで3年生は引退です。長い長い3年間でした。1.2年生が多くコートに立つチームで、大きな責任を背負ってプレーしてくれる下級生のために、チームのために、何ができるか考え続けてきました。何度挫折したかわかりません。それでも、最後まで歯を食いしばり、ある者は裏からチームを支え、ある者は明るく声をかけ続け、ある者はわずかな出場で輝き、ある者は背中で引っ張る、そんな姿を見せてくれました。
負けからスタートした3年間、今年度も負けからのスタートでした。この3年間で、選手も保護者も苦しいことの方が多かったかもしれません。それでも、最後に春の高校バレーまで彼らの笑顔や勇姿を見守れたことを本当に嬉しく思います。
1.2年生も3年生と1分1秒でも長くバレーボールをするために必死に戦ってくれました。下級生でチームの中心を担うその重圧は計り知れません。今後につながるとても大きな経験になりました。1.2年生主体のチームとはいえ、3年生が抜けた穴は周囲の想像以上に大きいでしょう。まずは新人戦で結果を残せるように、新チームを作っていきたいと思います。




















今大会、たくさんのOBが足を運んでくれました。これは、OBが応援に行きたいと思えるチームであり続けられている証拠です。ここで引退する3年生やその保護者が今後も応援したいと思えるチームを目指し続けていきます。
会場に足を運んでいただいた方、配信で応援していただいた方、星城高校男子バレーボール部を支えてくださる全ての方々に心より感謝いたします。新チーム始動後も星城高校男子バレーボール部の応援よろしくお願いします。